ホットケーキミックスでタルト生地が完成!材料3つでサクサクに焼くコツ
「ホットケーキミックスなら簡単に作れると思ったのに、焼いた生地が膨らんで分厚くなった」「サクサクではなく、パンケーキのような食感になった」という失敗はありませんか?
ホットケーキミックスには、薄力粉だけでなく砂糖やベーキングパウダーなどが含まれています。そのため、普通のタルト生地と同じ感覚で作ると、底が膨らんだり甘くなりすぎたりすることがあります。
しかし、材料の割合と生地の厚さを守れば、ホットケーキミックスでもサクッとしたタルト台を作れます。今回は材料3つで作れる18cm型の基本配合と、200g入りの商品を使う場合の換算方法を紹介します。
この記事で分かること
- ホットケーキミックスで作る18cmタルト生地の配合
- ホットケーキミックス200gを使う場合の分量
- タルト生地が膨らむ・硬くなる原因
- サクサクした食感に焼き上げるコツ
- 生地がまとまらない場合の対処法
- 作ったタルト台に合わせやすいフィリング
タルト生地はホットケーキミックスで簡単に作れる
ホットケーキミックスを使うと、薄力粉、砂糖、塩、ベーキングパウダーなどを個別に用意する手間を減らせます。
森永製菓の解説でも、ホットケーキミックスは小麦粉・砂糖・ベーキングパウダーなどをバランスよく配合したミックス粉と説明されています。
タルト生地に使う場合は、追加の砂糖やベーキングパウダーを入れる必要はありません。ホットケーキミックス、植物油、牛乳の3つがあれば、基本のタルト台を作れます。
ただし、ベーキングパウダーが入っているため、薄力粉で作る本格的なタルト生地よりも膨らみやすく、ややザクザクとした食感になります。
ホットケーキミックスで作るタルト生地レシピ
直径18cmの底が外れるタルト型1台分です。冷たいカスタードや生クリームを詰める場合は、タルト台を最後まで焼いてから使用します。
生地の材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ホットケーキミックス | 150g |
| サラダ油または米油 | 大さじ3(約36g) |
| 牛乳 | 大さじ2(30ml) |
型へ塗る植物油と薄力粉は分量外です。生地の主な材料は3つですが、型離れをよくするため、型へ油を薄く塗ってから薄力粉をまぶしておきましょう。
この配合は、DELISH KITCHENのホットケーキミックスタルト台でも採用されている、18cm型向けの組み合わせです。
下準備
オーブンを180℃に予熱します。タルト型へ植物油を薄く塗り、薄力粉を全体へまぶします。余分な薄力粉は型を逆さにして落としてください。
タルトストーンを使用する場合は、オーブンシートも型よりひと回り大きく切って用意します。
タルト生地の作り方
- ボウルへホットケーキミックスと植物油を入れ、ゴムベラで切るように混ぜます。
- 牛乳を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。手で押したときにまとまれば、生地をこね続ける必要はありません。
- 生地を丸く整え、上下をラップで挟みます。麺棒を使い、直径約28cm、厚さ約3mmに伸ばします。
- 上側のラップを外し、生地を裏返すようにしてタルト型へかぶせます。
- 生地を引っ張らないように、底から側面へ密着させます。型の縁より2mm程度高く残し、余分な生地を切り落とします。
- フォークで底全体へ細かく穴を開けます。
- オーブンシートを敷き、タルトストーンをのせます。180℃のオーブンで13~15分焼きます。
- タルトストーンとオーブンシートを外し、さらに4~5分焼きます。
- 底まで乾いて縁に焼き色が付いたら取り出し、型へ入れたまま冷まします。完全に冷めてから型を外してください。
オーブンによって火力が異なるため、合計18~20分を目安に、焼き色を確認しながら調整しましょう。
ホットケーキミックス200gを使う場合の配合
ホットケーキミックスは、150g入りだけでなく200g入りの商品もあります。200gをすべて使用する場合は、20~21cm型が適しています。
| ホットケーキミックス | 植物油 | 牛乳 | 型の目安 |
| 150g | 大さじ3・約36g | 30ml | 18cm |
| 200g | 大さじ4・約48g | 40ml | 20~21cm |
200gの生地を18cm型へすべて敷くと、生地が厚くなり、サクサクというよりクッキーやケーキに近い食感になる可能性があります。
18cm型しかない場合は、ホットケーキミックスを150gだけ使いましょう。残った50gは密閉して商品パッケージの方法に従って保存するか、別のお菓子作りに使用してください。
200gで生地を作ってしまった場合は、余った生地を型抜きクッキーとして一緒に焼く方法もあります。タルト型へ無理に詰め込まないことが大切です。
ホットケーキミックスのタルト生地をサクサクにするコツ
生地を約3mmの厚さにそろえる
ホットケーキミックスにはベーキングパウダーが含まれているため、厚く敷くと膨らんでケーキのような食感になります。
底と側面を約3mmにそろえ、厚い部分を残さないようにしましょう。特に底と側面の境目は生地がたまりやすいため、指で押して調整します。
生地をこねすぎない
生地を長時間こねると、焼き上がりが硬くなることがあります。牛乳を加えた後は、手で押したときにまとまる程度で十分です。
なめらかになるまでこねる必要はありません。
フォークで細かく穴を開ける
ホットケーキミックスのタルト生地は、一般的なタルト生地よりも膨らみやすい傾向があります。フォークで底全体へ細かく穴を開け、焼いている間に空気やガスが抜けるようにします。
数か所だけではなく、1~2cm間隔を目安に全体へ穴を開けましょう。
タルトストーンをのせて焼く
タルトストーンをのせることで、底が持ち上がるのを抑えられます。ホットケーキミックスには膨張剤が含まれるため、サクサクに仕上げたい場合は重しを使用する方法が安定します。
タルトストーンがない場合は、焼き始めて5分ほどで一度取り出し、膨らんだ底をスプーンの背で優しく押さえてから焼き続けます。強く押すと生地が割れるため注意してください。
焼き色が付くまで焼く
表面が白い状態で取り出すと、水分が残って柔らかい食感になります。縁へ薄い焼き色が付き、底の表面が乾くまで焼きましょう。
ただし、ホットケーキミックスには糖類が含まれているため、薄力粉のタルト生地より焦げやすい場合があります。縁だけ色が濃くなったら、アルミホイルをかぶせてください。
ホットケーキミックス選びで食感は変わる

ホットケーキミックスは商品ごとに、砂糖、でん粉、油脂、乳製品、香料などの配合が異なります。昭和産業の解説でも、小麦粉や糖類、ベーキングパウダー、でん粉などが主な材料として紹介されています。
タルト生地には、一般的な甘さのスタンダードタイプが使いやすいでしょう。
| ホットケーキミックスの種類 | タルト生地への影響 |
| スタンダードタイプ | 配合を調整しやすく、初心者向き |
| もちもちタイプ | ザクザク感より、もっちりした食感が出やすい |
| 甘さ控えめのパンケーキミックス | 甘味や焼き色が控えめになる |
| 米粉タイプ | 水分の吸収量が異なるため、同じ配合では作れない場合がある |
| 低糖質・高たんぱくタイプ | 生地のまとまり方や焼き上がりが変わる |
今回の生地レシピでは、一般的な小麦粉ベースのホットケーキミックスを使用してください。
ホットケーキミックスのタルト生地でよくある失敗
| 状態 | 主な原因 | 対処法 |
| 生地がまとまらない | 商品による吸水差、油が少ない | 植物油を小さじ1ずつ加える |
| 生地がベタつく | 牛乳や油が多い | ラップで包み、冷蔵庫で10~15分休ませる |
| 底が大きく膨らむ | フォークの穴や重しが不足 | 底全体へ穴を開け、タルトストーンを使用する |
| 食感が硬い | こねすぎ、焼きすぎ | まとまった時点で混ぜるのをやめる |
| ケーキのように厚い | 生地を厚く敷いた | 厚さを約3mmにそろえる |
| 型から外すと割れる | 温かいうちに外した | 完全に冷めてから型を外す |
| 縁だけ焦げる | 生地の厚さが不均一 | 薄い部分を補修し、途中でアルミホイルをかぶせる |
生地がまとまらないときに牛乳を増やしすぎると、焼き上がりが硬くなる場合があります。まずは植物油を小さじ1だけ加え、状態を確認しましょう。
ホットケーキミックスのタルト台に合うフィリング
ホットケーキミックスで作ったタルト台は、ほんのり甘く、ザクザクした食感が特徴です。次のようなフィリングと合わせられます。
| 仕上げ方 | タルト台の焼き方 |
| カスタードとフルーツ | タルト台を最後まで焼き、冷ましてから詰める |
| 生チョコやムース | タルト台を最後まで焼き、冷ましてから流す |
| チーズフィリング | 表面が固まる程度まで下焼きし、フィリングと再度焼く |
| アーモンドクリーム | 使用するフィリングのレシピに従って下焼きする |
別のタルト記事とのカニバリを防ぐため、この記事ではフィリングの詳しい配合には触れず、ホットケーキミックスを使ったタルト生地の作り方に限定します。
ホットケーキミックスのタルトに関するQ&A
ここでは、使用量や材料の変更、保存方法など、ホットケーキミックスでタルトを作る際に迷いやすい点をまとめます。
卵は入れなくても作れますか?
今回のタルト生地には、卵を別途加える必要はありません。ホットケーキミックス、植物油、牛乳の3つで作れます。
ただし、使用するホットケーキミックスによって原材料や製造環境が異なります。卵や乳製品などの食物アレルギーがある場合は、「卵を追加しないから安全」と判断せず、必ず商品パッケージの原材料表示と注意喚起表示を確認してください。
ホットケーキミックス200gを18cm型に使えますか?
使えますが、生地が厚くなります。サクサクした食感に仕上げたい場合は150gだけ使用し、残りは別のお菓子へ使うのがおすすめです。
200gをすべて使用するなら、20~21cm型が適しています。
パンケーキミックスでも作れますか?
パンケーキミックスは、ホットケーキミックスより甘さや膨張剤が控えめな商品があります。同じ分量で作れる場合もありますが、焼き色や食感は変わる可能性があります。
商品パッケージにお菓子作りへの使用方法が記載されている場合は、そちらを優先してください。
タルトストーンなしでも焼けますか?
焼けますが、底が膨らみやすくなります。フォークで細かく穴を開け、焼き始めて約5分後に底の膨らみをスプーンで優しく押さえましょう。
オーブンなしでも作れますか?
今回の配合はオーブンで焼くことを前提にしています。トースターやフライパンでは火の入り方が異なり、同じ温度や時間では焼けません。オーブンなしで作る場合は、専用に調整されたレシピを使用してください。
焼いたタルト台は保存できますか?
フィリングを入れていないタルト台は、完全に冷ましてから密閉容器へ入れ、湿気を避けて保存します。サクサク感を保つため、できるだけ翌日までに使用してください。
カスタード、生クリーム、チーズなどを詰めた後は、それぞれのフィリングに適した方法で冷蔵保存します。
まとめ
タルト生地は、ホットケーキミックス150g、植物油大さじ3、牛乳大さじ2の材料3つで簡単に作れます。
ホットケーキミックスにはベーキングパウダーが含まれているため、普通のタルト生地よりも膨らみやすいのが注意点です。生地を約3mmに伸ばし、フォークで穴を開けてタルトストーンをのせると、サクサクした食感に仕上がりやすくなります。
200g入りをすべて使う場合は、植物油大さじ4、牛乳40mlへ増やし、20~21cm型を使用しましょう。18cm型では150gを使用することで、生地が厚くなりすぎるのを防げます。