タルト型は18cmでいい?リング・100均・代用品の選び方まで解説
「18cmと書かれたタルト型なら、どれを選んでも同じ?」「100均の型でもきれいに焼ける?」「タルトリングとセルクルの違いが分からない」と迷っていませんか。
タルト型は、サイズだけでなく、底の形状や素材によって焼き色と外しやすさが変わります。初めて購入するなら、熱が伝わりやすい金属製の底取れ型18cmが扱いやすいでしょう。
この記事では、タルト型の選び方を中心に、リングやセルクルの使い方、マフィン型・グラタン皿による代用、成形や仕上げに使う道具までまとめます。
この記事で分かること
- 初心者に適したタルト型のサイズと素材
- 18cmの底取れ型を選ぶメリット
- 100均・ダイソーのタルト型を選ぶポイント
- タルト型とタルトリング、セルクルの違い
- 7cmタルトリングの使い方
- マフィン型やグラタン皿による代用方法
- 抜き型をタルト作りに使う際の注意点
- プレス機・ルーラー・ピンセットの役割
初心者には18cmの底取れタルト型がおすすめ
初めてタルト型を購入するなら、直径18cm、深さ2~3cm程度の金属製・底取れタイプが使いやすいでしょう。
18cmは家庭向けレシピで採用されることが多く、一般的には6~8切れ程度に分けられます。レシピの分量を変更せずに作りやすい点もメリットです。
| 選ぶポイント | 初心者向けの目安 |
|---|---|
| 直径 | 18cm前後 |
| 深さ | 2~3cm程度 |
| 素材 | 鉄、ブリキ、アルミなどの金属 |
| 底 | 底取れタイプ |
| 表面 | フッ素加工または型離れしやすい加工 |
| 形 | 縁が波形の一般的なタルト型 |
底取れタイプは、焼いたタルトをひっくり返さずに取り出せます。貝印の18cmタルト型も、焼いた生地を外しやすい底取れ構造を採用しています。
タルト型の種類と特徴
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
| 底取れタルト型 | 波形の縁がつき、型から外しやすい | 初心者、家庭用 |
| 共底タルト型 | 底と側面が一体で液体が漏れにくい | キッシュ、卵液を使うタルト |
| タルトリング | 底がなく、側面が直線的に焼ける | 見た目を整えたい人 |
| 穴あきタルトリング | 側面の蒸気を逃がしやすい | 均一な焼き色を目指す人 |
| セルクル | ムースやケーキにも使える底なしリング | 幅広いお菓子を作る人 |
| シリコン型 | 柔らかく型から外しやすい | 手入れを簡単にしたい人 |
金属製のタルト型は焼き色がつきやすい一方、シリコン製は柔らかく、焼き上がりが薄い色になりやすい傾向があります。
100均・ダイソーのタルト型でも作れる
100均で販売されているタルト型も、オーブン対応の商品であれば使用できます。ただし、100円ショップの商品でも税込110円とは限らず、サイズや素材によって価格が異なります。
ダイソー公式オンラインストアでは、鉄にスズメッキを施した18cm・底取れタイプのタルト焼型が掲載されています。
店舗によって在庫や取り扱いが異なるため、購入前に次の項目を確認してください。
- オーブンで使用できるか
- 耐熱温度がレシピの焼成温度を上回っているか
- 直径と深さがレシピの型に合っているか
- 底取れタイプか共底タイプか
- 表面にフッ素加工などがあるか
- 電子レンジやオーブントースターに対応しているか
金属製のタルト型は、電子レンジでは使用できません。オーブンレンジを使う場合は、必ずオーブン機能を選びましょう。
タルトリングとセルクルの違い
タルトリングとセルクルは、どちらも底のない金属製リングです。商品名だけでは区別が曖昧な場合もありますが、一般的には高さや用途が異なります。
| 比較項目 | タルトリング | セルクル |
| 主な用途 | タルト生地の焼成 | ムース、ケーキ、料理の成形 |
| 高さ | 約1.5~2cmの低いものが多い | 3~6cm程度の高いものもある |
| 底 | なし | なし |
| 側面 | 平らまたは穴あき | 平らなものが中心 |
| 使用場所 | 天板やシルパンの上 | 天板、敷板、皿の上 |
| オーブン | 対応商品が多い | 商品ごとに確認が必要 |
セルクルをタルトリングの代用にする場合は、オーブン対応であることと、生地を敷き込める高さかを確認しましょう。高さのあるセルクルは、深いタルトやフランには使えますが、浅いフルーツタルトには扱いにくいことがあります。
7cmタルトリングの使い方
直径7cmのタルトリングは、一人分のタルトレットを作るのに適したサイズです。富澤商店の7cmタルトリングは、直径70mm、高さ16mmの仕様になっています。
生地を伸ばす
冷やしたタルト生地を、ルーラーを使って2~3mm程度の厚さに伸ばします。ルーラーがない場合は、同じ厚さの角材や厚紙をラップで包んで代用できます。
一度に何度も往復すると生地が柔らかくなるため、中心から外側へ向けて伸ばしてください。
リングへ敷き込む
リングよりひと回り大きく生地を抜き、リングの内側へ入れます。生地を引っ張らず、底と側面の角へ送り込むように密着させましょう。
縁から出た生地をナイフの背で切り、フォークで底へ浅く穴を開けます。
冷やしてから焼く
リングごと冷蔵庫で30分程度冷やし、オーブンシートやシルパンを敷いた天板へのせます。
レシピに空焼きの指定がある場合は、オーブンシートと重石を入れて焼いてください。焼成後は十分に冷まし、リングを真上へ持ち上げて外します。
7cmリングは底がないため、天板へ直接置かず、オーブン対応のシートやマットを使用しましょう。
タルトリングがない場合の代用品
| 代用品 | 作れるタルト | 注意点 |
| 底取れタルト型 | ホールタルト | 縁が波形になる |
| オーブン対応セルクル | 直線的なタルト | 高さと材質を確認する |
| マフィン型 | ミニタルト | 型から外しにくい |
| グラタン皿 | 大きな家庭用タルト | 皿に入れたまま提供する |
| 金属製の抜き型 | 小さなタルト台 | 高さが低く、フィリングを多く入れられない |
| アルミ製の使い捨て型 | 手軽なタルト | 変形しやすいため天板へ置く |
空き缶や材質不明の容器は、内側の塗装や耐熱性を確認できないため、タルト型の代用には向きません。
マフィン型でミニタルトを作る方法

マフィン型を使う場合は、型の口径より2~3cm大きな丸い抜き型で生地を抜きます。
生地をマフィン型へ入れ、底と側面の角へ密着させてください。一般的なタルト型より深いため、側面の高さは2~3cm程度に切りそろえます。
底取れではないマフィン型は、焼きたての生地を外すと崩れやすくなります。型の中で十分に冷まし、細いパレットナイフなどを側面へ差し込んで取り出しましょう。
ダイソーでも金属製やシリコーン製のマフィン型が掲載されていますが、耐熱温度や使用できる加熱器具は商品ごとに異なります。
グラタン皿でタルト型を代用する方法
オーブン対応のグラタン皿でもタルトを作れます。形は円形に限らず、楕円形や長方形でも問題ありません。
型から外すのが難しいため、焼いた皿のまま切り分けて提供します。深いグラタン皿へ生地を縁まで敷くと厚くなりやすいため、側面の高さは3cm程度までにしましょう。
陶器や耐熱ガラスは金属より熱が伝わりにくく、底の焼き色がつくまで時間がかかる場合があります。予熱した天板へ皿を置き、底の状態を確認しながら焼いてください。
抜き型をタルト作りに使う際の注意点
丸い抜き型は、生地を同じ大きさに切る道具として使用できます。7cmのタルトリングへ敷く底生地を作ったり、パイ生地を円形に抜いたりする場合に便利です。
高さの低いクッキー用抜き型を、そのままタルト型として使用する場合は、次の点に注意してください。
- ステンレスなどオーブン対応の素材を選ぶ
- 接着剤や樹脂製の持ち手がないか確認する
- 高さが低い場合はフィリングを少なくする
- 生地が漏れないよう天板へ密着させる
- 鋭い縁で手を切らないようにする
プラスチック製の抜き型は、オーブンへ入れないでください。
タルト型と一緒に使う道具
ルーラー
ルーラーは、生地を均一な厚さに伸ばすため、めん棒の両側へ置く棒状の道具です。
タルト生地には3mm前後が使いやすく、厚めの焼き込みタルトには4~5mmを使う場合もあります。生地の厚さが均一になると、底の生焼けや縁の焦げを防ぎやすくなります。
ピンセット
製菓用ピンセットは、焼成ではなく仕上げに使用する道具です。小さな果物、ナッツ、ハーブ、アラザンなどを狙った位置へ配置できます。
料理用とは分け、洗浄した清潔な製菓専用品を使用しましょう。先端で果物を強く挟むと傷がつくため、軽く支えるように扱います。
タルトプレス機
タルトプレス機は、生地を型へ押し込み、一定の厚さへ成形する機械です。形をそろえやすい一方、主に製菓店や工場で大量生産するために使われます。
業務用機器には、生地の充填から成形までを自動化し、1時間に約900個を成形できるものもあります。
家庭で数台のタルトを作る場合は、プレス機を購入する必要はありません。指、ゴム製のタンパー、小さなコップの底などを使い、生地を型へ均等に押し込めます。
タルト型に関するよくある質問
タルト型の購入や代用で迷いやすいポイントをまとめました。
15cmと18cmではどちらが使いやすいですか?
対応レシピが多く、家族で切り分けるなら18cmが使いやすいでしょう。少人数向けや少ない材料で作りたい場合は15cmが適しています。
18cmのレシピを7cmリングで作れますか?
作れます。リングの高さや生地の厚さによりますが、18cm型1台分の生地で7cmタルトを5~6個程度作れることがあります。
焼成時間はホール型より短くなるため、レシピの時間をそのまま使用せず、早めに焼き色を確認してください。
タルトリングは天板へ直接置けますか?
底がないため、オーブンシート、シルパン、シリコンマットなどを敷いた平らな天板へのせます。網目の大きい焼き網へ直接置くと、生地が沈んだり変形したりする場合があります。
ダイソーのタルト型は常に購入できますか?
店舗や時期によって在庫が異なります。公式オンラインストアに掲載されていても、販売終了や品切れになる可能性があるため、来店前に店舗へ確認すると確実です。
タルト型にバターを塗る必要はありますか?
フッ素加工の有無やレシピによって異なります。加工されていない金属型にはバターを薄く塗り、必要に応じて薄力粉を軽く振ると外しやすくなります。
セルクルはタルトリングの代用になりますか?
オーブン対応の金属製セルクルであれば代用できます。ただし、高さのあるセルクルは生地を敷き込みにくいため、浅いタルトには高さ2cm前後のものが適しています。
まとめ
初めてタルト型を購入するなら、金属製の底取れ型18cmが扱いやすいでしょう。家庭向けレシピが多く、焼いたタルトもひっくり返さずに取り出せます。
100均やダイソーのタルト型も使用できますが、サイズ、素材、耐熱温度、底の構造を確認してください。金属製の型は電子レンジでは使用できません。
直線的なタルトを作りたい場合はタルトリング、一人分には7cmリングが適しています。専用型がない場合は、オーブン対応のセルクル、マフィン型、グラタン皿、金属製の抜き型でも代用可能です。
ルーラーは生地の厚さを整え、ピンセットは飾り付けに役立ちます。タルトプレス機は大量生産向けのため、家庭では必要な型と基本的な道具からそろえましょう。