ザクッと香ばしい!ブラウンシュガーで作るナッツタルトのレシピ
カテゴリー:タルトレシピ
「ナッツをのせたら焼いている途中で焦げた」「キャラメルが柔らかく、切った瞬間に流れてしまった」という失敗は、ナッツタルトで起こりやすい悩みです。
香ばしく仕上げるには、ナッツを先に軽くローストし、キャラメルの水分を適度に飛ばすことが重要です。この記事ではタルト生地やアーモンドクリームの作り方を繰り返さず、焼成済みのタルト台へキャラメルナッツを詰める工程に絞って解説します。
この記事で分かること
- 18cm型で作るナッツタルトのレシピ
- ブラウンシュガーでキャラメルを作る方法
- ナッツを焦がさず香ばしくする焼き方
- ピスタチオとピスターシュの違い
- ヘーゼルナッツを使うときのポイント
- キャラメルが固まらない・硬くなりすぎる原因
- 栗を使ったモンブラン風アレンジ
- ナッツタルトの保存方法ときれいな切り方
ナッツタルトに合う種類と組み合わせ
ナッツタルトは1種類だけでも作れますが、食感や香りが異なるナッツを組み合わせると、味に奥行きが生まれます。
| ナッツ | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| アーモンド | 硬めで香ばしい | 全体の土台になるナッツ |
| くるみ | ほろ苦く軽い | キャラメルの甘さを抑える |
| ピスタチオ | コクがあり彩りがよい | 一部を仕上げ用に残す |
| ヘーゼルナッツ | 香りが強く濃厚 | チョコレートや栗と合わせる |
| カシューナッツ | 甘みがあり柔らかい | 食感を優しくしたいときに使う |
| ピーカンナッツ | くるみより渋みが少ない | 甘めのタルトに合わせる |
すべてをそろえる必要はありません。合計量を変えなければ、手に入りやすいナッツへ置き換えられます。
ピスタチオとピスターシュの違い
ピスタチオとピスターシュは、基本的に同じナッツを指します。「ピスターシュ」はピスタチオを意味するフランス語の呼び方で、洋菓子の商品名やクリーム名に使われることがあります。
ナッツタルトには、食塩や油が加えられていない製菓用または素焼きのピスタチオが適しています。鮮やかな緑色を残したい場合は、すべてを焼き込まず、一部を仕上げ用に取っておきましょう。
ブラウンシュガーのナッツタルトレシピ
直径18cmの焼成済みタルト台を使います。タルト台は濃い焼き色になる前のものを選ぶと、二度目の焼成で焦げるのを防ぎやすくなります。
作業時間は約30分、焼成時間は約15分です。切り分ける前に、1時間以上しっかり冷ましてください。
材料
| 材料 | 分量 |
| 焼成済みの18cmタルト台 | 1台 |
| アーモンド | 50g |
| くるみ | 40g |
| ヘーゼルナッツ | 30g |
| ピスタチオ | 20g |
| カシューナッツまたはピーカンナッツ | 20g |
| ブラウンシュガー | 70g |
| はちみつ | 25g |
| 生クリーム | 70ml |
| 無塩バター | 30g |
| 塩 | ひとつまみ |
ブラウンシュガーがない場合は、きび砂糖やグラニュー糖でも作れます。黒糖を使うと風味が強くなるため、最初はブラウンシュガーの半量まで置き換えるのがおすすめです。
1歳未満の乳児には、はちみつを使用したお菓子を与えないでください。
下準備
- オーブンを150℃に予熱する
- タルト台を型へ戻しておく
- ピスタチオの半量を仕上げ用に取り分ける
- 大きなナッツは半分程度に切る
- キャラメルを流す前にオーブンを170℃へ上げる
ナッツを細かく刻みすぎると、食感が弱くなります。半分から3分の1程度の大きさを残しましょう。
ナッツをローストする
ピスタチオの仕上げ用10gを除き、ナッツを天板へ重ならないように広げます。150℃のオーブンで8~10分焼き、香りが出たら取り出してください。
製菓店のレシピでも、キャラメルを絡める前にナッツをローストする工程が採用されています。
すでにローストされているナッツを使う場合は、焼き時間を5分程度に短縮します。濃い焼き色が付いている商品は、追加で焼かなくても構いません。
ブラウンシュガーキャラメルを作る
小鍋へブラウンシュガー、はちみつ、生クリーム、無塩バター、塩を入れます。中火にかけ、ゴムベラで混ぜながら温めてください。
全体が沸騰したら弱めの中火にし、大きな泡へ変わるまで2~3分煮詰めます。ゴムベラで鍋底をなぞった跡が一瞬残る程度が目安です。
ローストしたナッツを加え、キャラメルが全体へ行き渡るまで素早く混ぜます。キャラメルは非常に高温になるため、味見をしたり指で触れたりしないでください。
タルト台へ入れて焼く
キャラメルナッツをタルト台へ入れ、表面を平らに整えます。170℃のオーブンで12~15分、キャラメルが全体的に泡立つまで焼いてください。
タルトの縁が濃くなってきた場合は、途中でアルミホイルをかぶせます。キャラメルナッツを詰めたタルトは、焼成後に型のまま少し冷ますと崩れにくくなります。
オーブンから取り出したら、仕上げ用のピスタチオを散らします。型へ入れたまま15分ほど置き、その後ケーキクーラーへ移して完全に冷ましましょう。
ナッツタルトを失敗させないポイント
キャラメルを煮詰めすぎない
キャラメルを長く煮詰めると、冷めたときに飴のように硬くなります。鍋の中で濃い茶色になるまで加熱せず、泡に粘りが出た段階でナッツを加えましょう。
反対に加熱時間が短いと、水分が多く残ってキャラメルが流れやすくなります。沸騰後すぐに火を止めず、2~3分を目安に煮詰めてください。
ナッツを焦がさない
ナッツはロースト後にもう一度焼くため、最初から濃い焼き色を付ける必要はありません。香りが立ち、表面がわずかに色づいた段階で取り出します。
特にくるみとピスタチオは焦げると苦みが出やすいため、焼成中は様子を確認してください。
タルトが温かいうちは切らない
焼きたてのキャラメルは柔らかく、ナッツも動きやすい状態です。完全に冷める前に切ると、フィリングが流れたりタルト台が崩れたりします。
最低でも1時間置き、キャラメルが落ち着いてから切り分けましょう。
ヘーゼルナッツを主役にするアレンジ
ヘーゼルナッツの香りを強くしたい場合は、アーモンド50gのうち30gをヘーゼルナッツへ置き換えます。
皮付きのヘーゼルナッツは、ロースト後に布巾で包んでこすると皮を取り除きやすくなります。多少残っても問題ありませんが、皮を減らすと渋みを抑えられます。
さらにチョコレートを合わせたい場合は、焼成済みのタルト台へ溶かしたビターチョコレート30gを薄く塗り、固めてからキャラメルナッツを入れてください。ヘーゼルナッツとチョコレートの濃厚な香りを楽しめます。
ピスタチオを主役にするアレンジ
ピスタチオを合計60gまで増やし、その分アーモンドやカシューナッツを減らします。
焼き込み用にはローストしたピスタチオを使い、仕上げ用は粗く刻んで焼成後に散らしてください。ピスターシュらしい緑色が残り、見た目も華やかになります。
ピスタチオペーストを加える方法もありますが、商品によって加熱の必要性や糖分が異なります。使用する商品の表示に従い、キャラメルへ大量に混ぜないようにしましょう。
栗を加えたモンブラン風ナッツタルト

栗を使う場合は、ナッツの一部を栗へ置き換える方法と、焼き上がったナッツタルトへモンブランクリームを絞る方法があります。
栗をキャラメルナッツへ混ぜる
ミックスナッツ160gのうち40gを、栗の渋皮煮や甘露煮へ置き換えます。栗は水分をよく拭き取り、4等分程度に切ってください。
栗は崩れやすいため、ナッツと同時に鍋へ入れず、キャラメルナッツをタルト台へ広げた後に加えます。
モンブランクリームを絞る
タルトを完全に冷ました後、次の材料を混ぜたマロンクリームを絞ります。
- マロンペースト:150g
- 柔らかくした無塩バター:15g
- 生クリーム:30~40ml
- ラム酒:小さじ1・任意
マロンペーストとバターを混ぜ、生クリームを少量ずつ加えて絞りやすい硬さに調整します。タルトの中央へ生クリームを山型にのせ、その周囲へマロンクリームを絞ればモンブラン風になります。
タルトモンブランは、タルト台、粒栗、生クリーム、マロンペーストを組み合わせるのが基本です
キャラメルナッツとマロンクリームを両方使うと濃厚になるため、モンブラン仕立てにする場合は、ブラウンシュガーを60gへ減らしてもよいでしょう。
ナッツタルトの切り方
冷めたナッツタルトを室温へ10分ほど置き、キャラメルを少し緩めてから切ります。
パン切り包丁ではなく、刃の長い包丁を使い、ナッツの隙間を狙って真下へ押し切りましょう。包丁を大きく前後させると、ナッツが外れたりタルト台が割れたりします。
キャラメルが硬い場合は、包丁をお湯で温め、水分を拭き取ってから使用してください。
保存方法
クリームをのせていないナッツタルトは、完全に冷ましてから密閉容器へ入れ、冷蔵庫で保存します。食べる10~15分前に室温へ戻すと、キャラメルが食べやすい硬さになります。
モンブランクリームや生クリームをのせた場合は必ず冷蔵し、できるだけ当日から翌日までに食べ切りましょう。
ナッツは湿気や周囲のにおいを吸いやすいため、切り口を出したまま保存しないことも大切です。
ナッツタルトに関するよくある質問
ナッツの選び方やキャラメルの状態など、作る際に迷いやすいポイントをまとめました。
有塩のミックスナッツでも作れますか?
作れますが、塩味が強くなる可能性があります。表面の塩をキッチンペーパーで軽く落とし、レシピの塩は加えずに作ってください。油で揚げた商品よりも、素焼きタイプが適しています。
ブラウンシュガーがない場合は何で代用できますか?
同量のきび砂糖やグラニュー糖で代用できます。グラニュー糖はすっきりした甘さ、きび砂糖はコクのある仕上がりになります。
ピスターシュとピスタチオは別のナッツですか?
同じナッツです。ピスターシュはフランス語由来の表記で、洋菓子名やクリーム名によく使われます。
キャラメルが固まらない場合はどうしますか?
完全に冷めるまで待っても流れる場合は、煮詰め不足が考えられます。無理に焼き直すとタルト台が焦げやすいため、冷蔵庫で1~2時間冷やしてから切り分けてください。
栗だけでナッツタルトを作れますか?
栗は一般的なナッツより水分が多く、同じ配合ですべてを置き換えると食感が変わります。栗を主役にしたい場合は、キャラメルナッツタルトではなく、マロンクリームを使ったモンブランタルトにする方法が向いています。
プレゼントするときの注意点はありますか?
ナッツ類はアレルギーの原因になります。手作りのナッツタルトを渡す場合は、使用したナッツ、小麦、卵、乳成分などの材料を相手へ伝えてください。
まとめ
ナッツタルトを香ばしく仕上げるポイントは、ナッツを先に軽くローストし、ブラウンシュガーキャラメルを適度に煮詰めることです。焼き上がった直後は切らず、キャラメルが落ち着くまでしっかり冷ましましょう。
ピスタチオとピスターシュは同じナッツを指し、焼成後に一部を散らすと鮮やかな色を残せます。ヘーゼルナッツを増やせば濃厚な香りに、栗とマロンクリームを加えればモンブラン風のタルトにアレンジできます。