タルトレシピ|18cm型で失敗しない基本の作り方と正確な分量
「見つけたレシピが15cm型用だった」「分量を自己流で増やしたら、クリームがあふれてしまった」という失敗は少なくありません。
タルトは型の直径が数cm変わるだけでも、必要な生地やクリームの量が変わります。18cm型で作る場合は、最初から18cm用に調整された分量を使うことが大切です。
今回紹介するのは、タルト生地にアーモンドクリームと洋梨を入れて一緒に焼く基本のタルトレシピです。カスタードや生クリームによるデコレーションが必要なく、初心者でも完成させやすい作り方になっています。
この記事で分かること
- 18cm型1台分のタルトレシピ
- タルトを作るために必要な材料と分量
- 初心者向けの基本的なタルトの作り方
- タルト生地をサクサクに仕上げるコツ
- アーモンドクリームが分離しにくい混ぜ方
- タルトの焼き時間と焼き上がりの目安
- 人気レシピを選ぶときに確認したいポイント
18cmタルトの基本情報
今回作るのは、洋梨を使った焼き込みタルトです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用する型 | 直径18cmの底取れタルト型 |
| 切り分ける数 | 6~8切れ |
| 作業時間 | 約35分 |
| 生地を休ませる時間 | 合計約1時間30分~2時間 |
| 焼き時間 | 180℃で50~60分 |
| 難易度 | 初心者向け |
作業時間とは別に、生地を冷やす時間と焼いたタルトを冷ます時間が必要です。食べる予定から逆算し、余裕を持ってタルトづくりを始めましょう。
18cmタルトの材料
買い物に必要な基本材料
| 材料 | 必要量 |
|---|---|
| 薄力粉 | 180g |
| 無塩バター | 合計140g |
| 粉砂糖 | 合計95g |
| 卵 | 2個 |
| アーモンドプードル | 50g |
| 洋梨の缶詰 | 1缶 |
| 塩 | 1g |
| バニラオイル | 好みで |
| アプリコットジャム | 好みで |
タルトの材料の基本は、薄力粉、バター、砂糖、卵です。生地とアーモンドクリームで同じ材料を共有できるため、本格的な見た目に対して材料少なめで作れます。
タルト生地に使う材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 薄力粉 | 180g |
| 無塩バター | 90g |
| 粉砂糖 | 45g |
| 溶き卵 | 25g |
| 塩 | 1g |
| バニラオイル | あれば数滴 |
アーモンドクリームに使う材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 無塩バター | 50g |
| 粉砂糖 | 50g |
| 溶き卵 | 50g |
| アーモンドプードル | 50g |
仕上げに使う材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 洋梨の缶詰 | 半割り3~4個 |
| アプリコットジャム | 大さじ2・好みで |
| 水 | 小さじ1・好みで |
今回の配合は、明治が公開している18cm型のタルトレシピを参考に、初心者でも作りやすい洋梨タルトへ調整しています。
タルトを作る前の準備
無塩バターと卵は冷蔵庫から出し、室温に戻します。バターは指で押すと軽くへこむ程度が目安です。
薄力粉と塩は合わせてふるい、洋梨はザルに上げてシロップを切ります。使用する前に、キッチンペーパーで洋梨の水分をしっかり拭き取ってください。
オーブンの予熱は、生地を型に敷いて冷やしている間に180℃で開始します。
18cmタルトの作り方

タルト生地を作る
ボウルへ室温に戻した無塩バター90gを入れ、ゴムベラでなめらかになるまで練ります。粉砂糖45gを加え、全体が均一になるまで混ぜてください。
溶き卵25gを2~3回に分けて加え、その都度しっかり混ぜます。卵を一度に加えると分離しやすいため、少量ずつ加えるのがコツです。
ふるった薄力粉と塩を加え、ゴムベラで切るように混ぜます。粉っぽさがほぼなくなったら、生地を手でひとまとめにしてください。
生地を厚さ2cm程度の円盤状にし、ラップで包んで冷蔵庫で1時間以上休ませます。
アーモンドクリームを作る
別のボウルへ無塩バター50gを入れ、なめらかに練ります。粉砂糖50gを加えて全体を混ぜてください。
溶き卵50gを3回程度に分けて加え、その都度しっかり混ぜます。最後にアーモンドプードル50gを加え、粉気がなくなるまで混ぜましょう。
完成したアーモンドクリームはラップをかけ、使用するまで冷蔵庫へ入れておきます。
生地を18cm型に敷く
冷やしたタルト生地をラップやオーブンシートで挟み、厚さ約3mm、直径約25cmの円形に伸ばします。
生地を18cmのタルト型へ移し、底と側面の角に隙間ができないよう指で密着させてください。型の上でめん棒を転がし、はみ出した生地を切り落とします。
底全体にフォークで穴を開け、型ごと冷蔵庫で30分休ませます。フォークで穴を開けると焼成中の空気を逃がしやすくなり、型に敷いた後に冷やすことで焼き縮みも防げます。
アーモンドクリームと洋梨を入れる
冷やしたタルト生地へアーモンドクリームを入れ、ゴムベラで表面を平らにします。
洋梨を5mm程度の薄切りにし、形を崩さないよう少しずつずらしてアーモンドクリームの上へ並べてください。
洋梨を強く押し込むと焼成中にクリームがあふれることがあるため、表面へ軽くのせる程度にします。
180℃で50~60分焼く
180℃に予熱したオーブンの下段へ入れ、50~60分焼きます。
次の状態になれば焼き上がりです。
- タルト生地の縁がきつね色になっている
- アーモンドクリームにも焼き色が付いている
- 中央部分を軽く押しても液体のように揺れない
- 竹串を刺して生のクリームが付かない
表面だけ早く濃くなった場合は、途中からアルミホイルを軽くかぶせます。オーブンによって火力が異なるため、時間だけでなく焼き色も確認しましょう。
冷まして型から外す
焼き上がったタルトは、型に入れたままケーキクーラーへ移します。
熱いうちは生地とアーモンドクリームが崩れやすいため、粗熱が取れるまで型から外さないでください。十分に冷めてから底板を押し上げ、側面の型を外します。
好みでアプリコットジャムと水を合わせて温め、タルトの表面へ薄く塗ると艶のある仕上がりになります。
初心者でも失敗しにくい作り方のコツ
卵は個数ではなく重さを量る
卵の大きさには個体差があります。18cmタルトの配合を崩さないため、タルト生地には25g、アーモンドクリームには50gを量って使いましょう。
材料の温度をそろえる
冷たい卵をやわらかいバターへ加えると分離しやすくなります。バターと卵は、どちらも室温へ戻してから使用してください。
生地がやわらかくなったら冷やす
作業中にバターが溶けると、生地が型へ張り付いたり焼き縮みしたりする原因になります。生地がやわらかくなったら、冷蔵庫で10分程度冷やしてから作業を再開します。
洋梨の水分を取り除く
缶詰のシロップが残っていると、タルトの底が湿った仕上がりになります。ザルで切るだけでなく、キッチンペーパーで表面の水分まで拭き取りましょう。
人気レシピの工程を組み合わせない
「人気1位」「簡単人気」「殿堂」「プロレシピ」などのタルトレシピには、それぞれ材料の配合に合った工程があります。
別のレシピから生地だけ、クリームだけを選んで組み合わせると、18cm型に収まらなかったり焼き時間が合わなくなったりします。最初は、材料から焼成まで同じレシピで統一するのがおすすめです。
材料3つのタルトとは作り方が異なる
ビスケットなどを使った材料3つの簡単レシピもありますが、今回の18cmタルトとは別の作り方です。
本格的な焼き込みタルトは、薄力粉、バター、砂糖、卵を使って生地を作ります。材料を単純に3つまで減らすと、同じ食感や強度には仕上がりません。
材料が簡単にそろうタルトを作りたい場合は、ビスケットを使ったオーブンなしのレシピが適しています。今回の配合から材料だけを減らすのではなく、専用のレシピを使用しましょう。
18cmタルトレシピのQ&A
ここからは、18cm型でタルトを手作りするときに迷いやすいポイントを解説します。
18cmのタルトは何人分ですか?
切り方にもよりますが、18cmのタルトは4~6人程度が目安です。小さめに切り分ける場合は、6~8切れにできます。
洋梨以外の果物でも作れますか?
水分をしっかり切った黄桃やあんずの缶詰でも作れます。生の果物は種類によって水分量や火の通り方が異なるため、初心者は缶詰を使うと失敗しにくくなります。
タルトストーンは必要ですか?
今回のレシピでは、生のタルト生地へアーモンドクリームを入れて一緒に焼くため、タルトストーンを使った空焼きは必要ありません。
15cmや21cmの型でも同じ分量で作れますか?
同じ分量では作らない方がよいでしょう。15cm型ではクリームが余る可能性があり、21cm型では生地やクリームが薄くなります。型のサイズに合った専用の配合を使用してください。
前日に作っても大丈夫ですか?
焼き込みタルトは前日に作れます。完全に冷ましてから乾燥しないように包み、冷蔵庫で保存してください。食べる少し前に冷蔵庫から出すと、バターとアーモンドの風味を感じやすくなります。
まとめ
今回のタルトレシピは、18cm型1台分に合わせて生地とアーモンドクリームの分量を調整しています。
失敗を防ぐポイントは、卵をグラム単位で量ること、バターと卵の温度をそろえること、生地を作った後と型に敷いた後の2回冷やすことです。
洋梨とアーモンドクリームを一緒に焼き込むため、難しいカスタードやデコレーションは必要ありません。初めてタルトを作る方も、材料の分量と休ませる時間を守り、サクサクの18cmタルトに仕上げましょう。