セリアの型でマドレーヌは焼ける?シリコン型・紙カップで失敗しない選び方と焼き方

セリアの製菓コーナーで小さなマドレーヌ型を見つけると、急に焼き菓子を作りたくなる。

けれど、家に帰ってから少し不安になる。
この薄いシリコン型で本当に焼き色はつくのか。紙カップだとマドレーヌではなくカップケーキみたいにならないか。型に生地をどこまで入れれば、あふれず、へそも出るのか。

セリアの型でマドレーヌは焼けます。
ただし、金属の本格的なシェル型と同じ感覚で焼くと、底が白い、へそが低い、型から外したら模様がぼやける、という失敗が起きやすくなります。

この記事で分かること

  • セリアの型でマドレーヌを焼けるのか
  • シリコン型・紙カップ・アルミカップの違い
  • セリアのシリコン型で焼き色が薄くなる理由
  • 型に入れる生地量の目安
  • へそを出しやすくする予熱と焼き方
  • 型離れをよくする下準備
  • 100均型で生焼け・焦げ・模様ぼけを防ぐ方法
  • セリアの型で焼くマドレーヌのQ&A
目次

セリアの型でマドレーヌは焼ける?

セリアの製菓用品には、シリコンモールドやマフィンカップなど、焼き菓子に使える型が販売されることがあります。

元林が紹介している「シリコーンモールド シェル型」は、セリアで発売中の商品として紹介されており、耐熱温度230℃、耐冷温度-30℃、2個入りのマドレーヌ型シリコンモールドです。

つまり、耐熱表示を確認し、オーブン使用に対応している型であれば、セリアの型でもマドレーヌは焼けます。

ただし、セリアの商品は時期や店舗によって取り扱いが変わります。セリア公式サイトでも店舗検索や商品情報は確認できますが、全店舗の在庫を保証するものではありません。

店頭で買うときは、必ずパッケージの次の部分を見てください。

  • オーブン使用可か
  • 耐熱温度は何℃か
  • 電子レンジ専用ではないか
  • 直火不可か
  • 食洗機対応か
  • 何個取りか
  • 1個あたりのサイズと深さ

特に「シリコンだから全部オーブンOK」と思い込まないことが大切です。

セリアのマドレーヌ型はどれを選ぶ?

シリコンのシェル型は、見た目を作りやすい

貝殻模様のシリコン型は、マドレーヌらしい形を作りたいときに向いています。

型がやわらかいので外しやすく、初めてでも扱いやすいのが魅力です。金属型のようにサビを気にしなくてよい点も、家庭では使いやすいところです。

一方で、シリコンは金属より熱が伝わりにくいため、焼き色がつきにくいことがあります。実際に、シリコン型では焼き色がつきにくく、190℃の高温で焼いたほうがきれいに焼き上がるという実例もあります。

紙カップは型離れの心配が少ない

セリアの紙カップやマドレーヌカップを使うと、型から外す手間がありません。

プレゼント用にそのまま袋へ入れやすく、洗い物も少なく済みます。

ただし、紙カップで焼くと、貝殻模様は出ません。見た目はカップケーキに近くなります。それでも、生地がマドレーヌ配合なら「カップ型マドレーヌ」と考えて問題ありません。

アルミカップは底が焼けやすい

アルミカップは熱が入りやすく、底に焼き色がつきやすいです。

ただし、薄いアルミカップを天板に直接置くと、底だけが早く濃くなり、中央がまだ生っぽいことがあります。アルミカップを使う場合は、天板の位置を中段にし、焼成後半で色を確認してください。

セリアのシリコン型で焼き色が薄い理由

シリコンは熱の入り方がやわらかい

金属型はオーブンの熱を受けると素早く温まり、生地の表面をしっかり焼きます。

一方、シリコン型は熱の伝わり方が穏やかです。型から外したとき、貝殻側だけ白っぽく見えることがあります。

これは失敗というより、素材の違いです。

セリアの型でマドレーヌを焼くなら、「金属型と同じ焼き色をそのまま期待しない」ことが大切です。

焼き色を出したいなら、温度を少し高めにする

シリコン型で焼き色が薄い場合は、180℃ではなく190℃前後で焼くと改善しやすくなります。

ただし、いきなり200℃以上にすると、上面だけが濃くなり、底の模様側はまだ薄いままになることがあります。

最初は次のように試すと安全です。

温度の目安焼き時間の目安
セリアの小さめシリコン型190℃9〜12分
紙カップ180℃12〜15分
アルミカップ180℃10〜13分

焼き時間は型の大きさとオーブンで変わるため、初回は2分早く確認してください。

セリアの型に生地はどこまで入れる?

シリコン型は7〜8分目が基本

セリアの小さなシリコン型なら、生地は7〜8分目が目安です。

入れすぎると、焼いている途中で型から盛り上がり、隣の型へ流れたり、底面が不安定になったりします。

逆に少なすぎると、貝殻模様は出ても、中央の厚みが足りず、マドレーヌらしいふくらみが出にくくなります。

1個あたりの量を最初だけ量る

初回だけでよいので、1個あたりの生地量をキッチンスケールで量ってください。

小さめのシリコン型なら、1個あたり10〜15g前後から試すと調整しやすいです。

すべての型に同じ量を入れると、焼きムラが見えやすくなります。1個だけ焦げた、1個だけ生焼けというとき、量の差なのかオーブンの熱ムラなのか判断しやすくなります。

紙カップは6〜7分目で止める

紙カップは深さがあるため、シリコンのシェル型より少し控えめに入れます。

6〜7分目を超えると、表面が山のように盛り上がり、カップケーキに近い見た目になります。

マドレーヌらしいしっとりした焼き菓子にしたいなら、欲張って入れすぎないほうが安定します。

セリアの型でへそを出すコツ

生地を休ませる

マドレーヌのへそを出したいなら、生地を冷蔵庫で30分〜1時間休ませます。

セリアのシリコン型は熱の入り方が穏やかなので、生地がゆるいまま焼くと、中央が持ち上がる前に横へ広がりやすくなります。

冷えた生地を使うことで、焼き始めの温度差が作りやすくなります。

予熱完了後、さらに5分待つ

家庭用オーブンでは、予熱完了の表示が出ても、庫内や天板が安定していないことがあります。

セリアのシリコン型でへそを狙うなら、予熱完了後にさらに5分待ちます。天板も一緒に温めておくと、型の底から熱が入りやすくなります。

生地を型に流したら、迷わずすぐオーブンへ入れてください。

焼き始めの5分は扉を開けない

へそが出る前にオーブンを開けると、庫内温度が下がります。

焼き色が気になっても、最初の5分は開けません。確認するなら、焼き時間の半分を過ぎてからです。

小さなセリア型は生地量が少ないため、数十秒の温度低下でも影響を受けやすくなります。

セリアの型で型離れをよくする下準備

シリコン型でも油脂は薄く塗る

シリコン型は外しやすいイメージがありますが、マドレーヌの模様をきれいに出したいなら、薄く油脂を塗るほうが安心です。

溶かしバターを刷毛で薄く塗り、冷蔵庫で少し冷やします。そのあと、必要なら薄力粉を薄くはたきます。

粉をつけすぎると、焼き上がりの模様が白っぽくなるので、型を逆さにして余分な粉を落としてください。

油を塗りすぎると模様がぼやける

型離れをよくしようとして、油をたっぷり塗ると、貝殻の溝に油がたまります。

そのまま生地を入れると、模様の筋がぼやけたり、表面がべたついたりします。

油脂は「塗ったか分からないくらい薄く」が目安です。溝にたまったバターは、キッチンペーパーの角で軽く吸い取ります。

初めて使う型は一度洗って乾かす

新品の型は、パッケージから出してそのまま使わず、食器用洗剤で洗ってよく乾かします。

水滴が残ったまま生地を入れると、模様部分がまだらになったり、底だけ湿ったような焼き上がりになったりします。

セリアの型で作るマドレーヌの基本配合

セリアの型でマドレーヌは焼ける?シリコン型・紙カップで失敗しない選び方と焼き方
©Gemini

材料の目安

小さめシリコン型8〜10個分です。

材料分量
1個
グラニュー糖45g
はちみつ5g
薄力粉55g
ベーキングパウダー2g
無塩バター55g
レモン皮またはバニラ少量

シリコン型で焼き色を出したい場合は、はちみつを入れると色づきやすくなります。ただし、入れすぎると焦げやすくなるため、最初は5gで十分です。

作り方

卵、グラニュー糖、はちみつを混ぜます。

薄力粉とベーキングパウダーをふるって加え、粉気が消えるまで混ぜます。溶かしバターは熱いまま入れず、40℃前後まで冷ましてから2〜3回に分けて加えます。

生地を冷蔵庫で30分〜1時間休ませます。

型に薄くバターを塗り、必要なら粉をはたきます。生地を7〜8分目まで入れ、190℃に予熱したオーブンで9〜12分焼きます。

焼き上がったら1〜2分置き、型から外して網で冷まします。

セリアの型で起こりやすい失敗と対処法

貝殻模様がきれいに出ない

原因は、油脂の塗りすぎ、生地の入れすぎ、型から外すタイミングが早すぎることです。

焼き上がってすぐ外すと、まだ表面がやわらかく、模様が崩れることがあります。1〜2分置いてから外してください。

ただし、10分以上放置すると蒸気でしんなりするため、置きすぎも避けます。

底だけ白い

シリコン型ではよくある失敗です。

次回は、天板を予熱中から入れて温め、190℃で焼いてみてください。それでも白い場合は、焼き上がり後に型から外し、模様側を上にして1分だけ追加で焼く方法もあります。

ただし、乾きやすいため、追加焼きは短時間にしてください。

へそが出ない

セリア型でへそが出ない場合は、まず次を確認します。

  • 生地を休ませたか
  • 予熱完了後すぐ入れていないか
  • 型に生地を入れすぎていないか
  • ベーキングパウダーが古くないか
  • 焼き始めに扉を開けていないか

シリコン型は金属型よりへそが低くなりやすいので、完璧な高さを求めすぎないことも大切です。

型から外したら割れた

焼き不足、または冷ます時間が短すぎる可能性があります。

中央に竹串を刺して、どろっとした生地がつかないか確認してください。焼き上がり後は、型の中で1〜2分だけ落ち着かせてから外します。

型を強く反らせると、マドレーヌの縁が割れやすいので、型の底を下から軽く押すように外します。

セリアの型を使うときの注意点

耐熱温度を超えない

シリコンモールドでも、商品ごとに耐熱温度は違います。

セリアで発売されていると紹介されたシリコーンモールドの例では、耐熱温度230℃とされています。

ただし、手元の商品が同じとは限りません。必ずパッケージの表示を確認してください。

トースター使用は表示を確認する

オーブン対応でも、トースター対応とは限りません。

トースターはヒーターとの距離が近く、庫内の一部が高温になりやすいです。シリコン型を使う場合は、トースター使用可と明記されているか確認します。

不明な場合は、トースターでの使用は避けたほうが安心です。

直火にはかけない

シリコン型や紙カップを直火にかけるのは危険です。

フライパンで使いたい場合も、型の表示を確認し、直火に触れないようにします。基本的にはオーブン用として使うのが安全です。

セリアの型で焼いたマドレーヌの保存方法

完全に冷ましてから袋へ入れる

焼き上がったマドレーヌは、網で完全に冷ましてから袋へ入れます。

温かいまま袋に入れると、水滴がつき、表面がべたつきます。特にシリコン型で焼いたマドレーヌは表面がやわらかく仕上がることがあるため、冷まし方が大切です。

プレゼント用なら翌日に袋詰めするのもあり

焼きたて当日は、表面が少し落ち着いていないことがあります。

プレゼント用にきれいに包みたいなら、完全に冷ましたあと一晩置き、翌日に袋詰めすると形が安定しやすくなります。

ただし、乾燥しないよう、冷めたら保存容器には入れてください。

セリアの型でマドレーヌを作るQ&A

Q. セリアのシリコン型はオーブンで使えますか?

A. オーブン対応・耐熱温度の表示があるものなら使えます。

ただし、商品によって仕様が違うため、必ず手元のパッケージを確認してください。セリアで販売されていると紹介されたシェル型シリコンモールドには、耐熱温度230℃の例があります。

Q. セリアの型だと焼き色がつきません

A. シリコン型は金属型より焼き色がつきにくいです。

次回は、天板を予熱中から入れ、190℃前後で焼いてみてください。焼き上がり後に型から外し、模様側を上にして短時間だけ追加焼きする方法もあります。

Q. セリアの紙カップでもマドレーヌになりますか?

A. なります。

貝殻模様は出ませんが、生地がマドレーヌ配合ならカップ型マドレーヌとして楽しめます。生地は6〜7分目までにすると、あふれにくく、火通りも安定します。

Q. セリアの型でへそは出ますか?

A. 出ることはありますが、金属型より低くなりやすいです。

生地を冷蔵庫で休ませ、予熱を十分に行い、型に7〜8分目まで入れてすぐ焼くと出やすくなります。

Q. 型にバターは塗ったほうがいいですか?

A. きれいに外したいなら、薄く塗るのがおすすめです。

シリコン型でも、模様をきれいに出したい場合はバターを薄く塗ると安心です。塗りすぎると模様がぼやけるため、溝にたまった油脂は軽く拭き取ります。

Q. セリアの型は食洗機で洗えますか?

A. 商品表示を確認してください。

シリコン型でも、食洗機対応とは限りません。変形や劣化を防ぐため、表示が分からない場合は手洗いが安全です。

Q. セリアの型とダイソーの型はどちらがいいですか?

A. 何を優先するかで変わります。

金属のシェル型なら焼き色やへそは出やすい傾向があります。ダイソーにはフッ素樹脂加工のマドレーヌシェル焼型があり、耐熱温度240℃の商品例もあります。

一方、セリアのシリコン型は外しやすく、少量だけ試したいときに向いています。

まとめ:セリアの型でもマドレーヌは焼ける。コツは高めの温度と入れすぎないこと

セリアの型でも、マドレーヌは作れます。

ただし、シリコン型や紙カップは、本格的な金属シェル型とは熱の入り方が違います。セリアの型を使うなら、次のポイントを押さえると失敗しにくくなります。

  • オーブン対応と耐熱温度を必ず確認する
  • シリコン型は焼き色が薄くなりやすい
  • 生地は7〜8分目までにする
  • 紙カップなら6〜7分目で止める
  • 生地は30分〜1時間休ませる
  • 予熱完了後、さらに5分待つ
  • 190℃前後で焼き色を見ながら調整する
  • 焼き上がり後は1〜2分置いてから外す
  • 完全に冷ましてから袋へ入れる

セリアの型は、気軽にマドレーヌ作りを始められる便利な道具です。

完璧な焼き色や高いへそをいきなり求めるより、まずは生地量と焼き時間をそろえること。そこが安定すると、100均の型でも、貝殻の筋がきれいに出た小さなマドレーヌに近づけます。